ごあいさつ 基本理念について 法人概要について 事業概要について アクセスについて 地域のごあんない




前の10件を表示 << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> 次の10件を表示

職員全体会議―平成23年2月10日・17日

テーマ
■ 一般行動主計画とは? :
岡理事長
■ 黒潮園の子育て支援制度について 〜改正育児休業法と就業規則改正〜 : 曽根事務長
■ ライフ・ワークバランスとキャリアップ
  1. 正職員とパートタイマーについて : 小林総括主任
  2. 新年度キャリアアップ研修支援について : 堀部事務主任
■ 職員互助会について : 田ノ上生活相談員
 

職員全体会議を2回に分けて行いました。黒潮園では『働きがいのある職場づくり』に向け、資格手当をはじめ諸手当の見直し増額、消滅する年休買い上げ制度、交付金手当ての全職員支給(短時間パートを除く)など職員処遇の向上に全面的に取り組んできました。又、人手不足の現場に対して増員を重ね、業務改善に取り組んできました。採用内定者を含め平成23年4月1日には職員数105名の規模となります。

 
  全体会議資料)>>(PDFファイル)


従業員101名以上の企業は一般行動主計画と言って、「次世代育成支援対策推進法」に基づき、労働者が仕事と子育てを両立させ少子化の流れを変えるための行動計画の策定が義務づけられます。 近年、福祉人材が不足していると言われていますが、今後の福祉現場の課題として「仕事と子育てを両立できる職場づくり」は非常に重要なテーマのひとつです。
そこで黒潮園では独自の子育て両立支援制度に取り組むこととし、意識調査と要望を把握するため全職員にアンケートを実施されました。その結果を踏まえ検討した内容が先日理事会で可決され、以下の項目を黒潮園独自の子育て両立支援制度として策定することになりました。

@育児休業期間を3年に延長(法定1年6ヵ月)
A育児勤務時間短縮の措置を小学校就学まで(法定3歳未満)
B正規・非正規職員相互転換制度(子育て等により希望する勤務時間での勤務を希望する場合は
  非正規職員として働き、正職員と行き来できる制度)
C再雇用制度(子育て等で退職し再就職を希望する場合、退職時の雇用条件にて再雇用する制度)

今回はその内容とこれに伴う就業規則改正の説明、そして育児休業法についての解説がされました。
 


福祉現場における雇用形態の一つとして、フルタイムパートがあります。よく「正職員とパート職員の違いが解りません」という声が聞かれます。これは労務管理上、正規職員とパートタイマーの同一業務非同一賃金という課題があります。また、最近の採用希望の方に、「福祉の仕事をパートタイマーとして始めたい。」「子育ての関係で希望する勤務日数や時間帯で働きたい」という声を多く耳にします。このパートタイマーとして「介護の仕事をより身近に携わりたい」というニーズに応じた雇用形態の実現も課題と思います。そこで黒潮園では、正規職員・非正規職員間の同一業務非同一賃金の是正と、介護の仕事のやりがいを実現する雇用形態の整備に取り組む事になりました。非正規職員に短時間パートと準職員という雇用形態を設け、それぞれ業務内容、職能要件を明文化され、その内容の解説が小林総括主任よりされました。
黒潮園は理想とする質の高いケアの実現を目指し、まず職員処遇をとにかく良くしていくという事です。今回、パートタイマーへの交通費支給と、介護職員の時給を850円(早番950円・入浴パート1100円)に引き上げることも説明がありました。法人は私たち職員が自分の職場、自分の仕事に魅力を感じて働く事ができる環境づくりに積極的に取り組んでいます。私たち自身も法人方針に従い、ご利用者さまが安心して豊かな生活を過ごして頂けるよう取り組んでいきたいと思います。

 

堀部事務主任よる次年度の外部研修出張支援希望シートについての説明の後、最後に平成23年度職員互助会長に立候補?した田ノ上相談員より、「互助会活動を通じて職員間のつながりや、職場の雰囲気をより高めよう!」という発声があり職員全体会議を終えました。
 

施設内勉強会―平成23年1月11日

テーマ
■褥瘡について  健康管理推進部会 松浦看護主任 
■出張報告
  1.中堅職員研修 : 岩本介護職員
  2.認知症介護実践者研修 : 西介護副主任・塩地介護職員


1.褥瘡について  健康管理推進部会 松浦看護主任

松浦看護主任より褥瘡について、その発生要因と予防方法について解りやすく解説をして頂きました。発生要因としては一般的に言われている「局所の持続的な圧迫」の他、「摩擦とずれ」、「湿潤」「低栄養」「加齢」「低血圧」などがあります。特に寝たきりの高齢者は、これらの要因のなかで1つでもバランスを崩しただけで褥瘡が発生する確立が高くなります。特に栄養不足は関連が強く、体調を崩し食事摂取量が一時的に低下した際に発生するケースが多く見受けられます。そこで黒潮園では管理栄養士と連携を取り、タンパク質やビタミン・鉄分と言ったミネラルを栄養補助食品(ゼリー)などで補うよう取り組んでいます。

私たち介護現場では「局所の持続的な圧迫」に注意するだけでなく、ギャッジアップの際に足側も上げる(膝の下に枕を入れる)、車いす座位の不良姿勢に注意し「摩擦とずれ」を防ぐ事も重要です。また、体位交換後に皮膚やシーツにしわが出来ていないか?といった小さな配慮が褥瘡予防につながります。今後も気をつけて行きたいと思います。
 


2.出張報告
  (1)
中堅職員研修 : 岩本介護職員
      
これは黒潮園のキャリアアップ支援プログラムである施設外研修出張の内容報告です。テーマは「職場における問題解決」です。中堅職員としては、ルーティーン業務の遂行の他に、現場で起こる様々な問題を解決していくことも求められてきます。その発想技法として特定要因図、ブレーンストーミングやブレーンライティング等がありその紹介がありました。この研修は2日間のグループワーク中心でしたが、多くの方と施設の取り組みや特色などの意見交換ができとても勉強になったそうです。「より楽しく食事をするために‥」という内容に対するグループワークでは、音楽療法士の福田先生に指導頂きながら1日のメリハリによって音楽を流す取り組みをしていることを紹介すると、周囲より感心のコメントを頂くなど、黒潮園の取り組みの素晴らしい点についても再認識することができ、とても励みになる研修となったとの事です。

 


 (2) 認知症介護実践者研修 : 西介護副主任・塩地介護職員

この研修はキャリアアップ支援プログラムの中で、さらに介護のスキルを高め熟練を目的とした中堅職員を対象とし出張支援をしているものです。講義6日間、現場で実践した事例発表1日の計7日間を3カ月の間で受講するもので、今年度は黒潮園より2名参加しました。

その内容は非常に充実しており、脳の構造と認知症についてといった医学的な専門知識から、センター方式に基づくアプローチの実践まで幅広く、特に介護専門職としての資質を改めて考えさせられるとても有意義な研修です。

今回はその中で、認知症について、脳のどの部分に障害が出るとどのような症状が出るのか?治る認知症と治らない認知症について説明がありました。その後、各フロアーとディサービスの4グループに分かれて、実際のご利用者でアルツハイマー認知症の方1名について性格・素質・環境・心身状態・行動・心理症状について演習シートを用いてグループワークを行い発表しました。

黒潮園の理念にその人らしさに最大限の配慮をした介護とありますが、今回のグループワークで「その人」を十分に理解することの難しさと大切さをあらためて考える機会となりました。その人をよく知らなければ、よい介護は出来ないと思いました。
 
     
 

施設内勉強会―平成22年12月22日

テーマ
感染症・食中毒予防および蔓延防止のための研修会

本日は年間研修計画にある『感染症・食中毒予防および蔓延防止のための研修会』を行いました。施設管理において日頃からの感染症対策、食中毒予防はとても大切です。そこで介護や看護職員だけでなく事務職員から厨房職員まで全職種を対象としました。

今回は、4つのグループに分かれて、@インフルエンザについて、Aノロウイルスについて、BB型肝炎について、CO-157について、4つのテーマに対して事例検討を行うグル―プワーク形式で行いました。それぞれ提示された事例について、以下の項目について話し合い、グループでまとめて発表をしました。

  @部屋の個室隔離が必要か?
  A手袋・エプロン・マスクはどんな時に使用するのか?
  B使用済みの器具・リネンの処理は?
  C消毒方法は?
  D入浴はどうするのか?
  E面会はどうするのか?
  F職員の対応は?
  Gその他注意すること

多職種の職員で検討することで色々な意見が出て、自分で気付かなかった事などもあり、あらためて感染症対策と食中毒防止策について再認識する機会となり、とても勉強になりました。ご利用者の安心・安全な生活を守れるよう実践して行きたいと思います。
 
     
 

電気火災について―平成22年11月9日

テーマ
■ 『電気火災について
     講師:  新宮市消防本部 中家茂樹氏

黒潮園では年2回の消防訓練を実施しています。今回、リスクマネージメント活動の一環として、電気火災について勉強会の開催を新宮消防署に依頼しました。そこで防災企画係・防災指導係の中家氏より、各部署の主任を対象にスライドを用いた勉強会を行って頂きました。

電気火災について、昔に科学の授業で習った「オームの法則」などの電気の概要から、電気火災の種類、そして電気火災を起こさないための注意点など、解りやすく教えて頂きました。そこでコンセントのプラグの端子の曲がりや、延長コードを束ねること、コンセント隙間の埃がなぜ出火原因となるのかという事も理解出来ました。

その後、「業務終了後にどこまで電気機器のコンセントを抜くべきか?」「たこ足配線は問題ないのか?」などの職員からの質問にも丁寧に指導を頂いた他、実際に現場で園内の危険個所などを実地指導して頂きとても参考になりました。今後、これを生かし電気火災のリスクマネージメント活動に取り組んで行きたいと思います。
 
     
 
     
 

介護サービス向上委員会勉強会―平成22年9月5日

テーマ
■ 『認知症の改善について

 東介護主任が参加している『介護力向上研修会』の出張報告を兼ねて、認知症の勉強会を実施しました。国際医療福祉大学の竹内孝仁教授はこの研修会で、私たちは介護の専門職として、また福祉施設では「認知症を治す介護をすべき」と強い口調で講義がありました。近年、脳科学や遺伝子レベルの研究等でアルツハイマー型認知症の解明が進められていますが、依然、有効な治療法は確立されていません。認知症はどんどん進行していき、実際の介護現場やご自宅で関わるなかで、どうしようもなく絶望感さえ持つことがあります。今後高齢化が進むなかで4人に1人は認知症となるという統計もあり、今後より大きな課題となると言われています。

 今回の研修会で、認知症を老年期精神疾患と捉えるという新しいヒントを得ました。認知症を加齢に伴う脳細胞の病気と考えてしまうと止めること、治すことは出来ません。徘徊や暴力などの問題行動を精神症状として捉えると、私たちの関わりやケアでその症状が軽減できれば、精神疾患としては治ったと言える(身体疾患・病気は症状がとれても対症療法であり治ったとは言わない)というお話がありました。これはとても大切なヒントです。「夜になると騒いだり、興奮して動き回る」「週のうち、1〜2回ひどく興奮する日がある」などの認知症問題行動には、必ず誘因や原因があるという事でした。また認知症のタイプを6つのタイプに分類し考え、ケアを実施する方法を教わりました。

 例えば「週のうち、1〜2回ひどく興奮する日がある」例では、身体不調型といい、排便リズムとの関連があり、便秘症状の不快感が原因となることが多いそうです。改善方法は適切な排泄ケアです。実際にご入所者の方で、普段は落ち着かれている方がまれに不穏になり認知症行動が見られるケースがありました。そこでおトイレにお連れしてみたところ、そのような行動が改善されたことも経験しています。 

 また、高齢者は脱水に陥りやすく、黒潮園では個別水分ケアに取り組んでいますが、実はこの脱水症状の一つにせん妄があり、水分摂取量の不足により、認知症問題行動が起こるケースもあります。「夜になると騒いだり、興奮して動き回る」という症状と大きな関連があるとも言われています。 

 認知症の方は、脳の器質的な変化によって、記憶力が衰退したり、月日や場所が理解できなくなったりしています。私たちも同じ状況になるとどんな感じでしょうか? そのような状態でご本人は周囲環境と適応できないストレスに葛藤されています。「こぼさないで食べて下さいなどと言うと大声で怒鳴りだす。」という例では、認知症タイプでは葛藤型といい、そのような状況で「〜してはいけない」といった抑制的な言動が誘因となり問題症状が引き起こされてしまうことが原因となります。実は認知症だから仕方ないのではなく、その誘因を分析し、私たちの言動を含め周囲環境を適切にしてあげることが認知症改善の方法となるのです。

  この伝達勉強会では、よく介護現場で見られる認知症問題行動の事例12項目をあげて、そのタイプと原因をグループワーク形式で話し合いお互い発表しました。「認知症を治す」と言うことは非常に難しい課題ですが、私たちがその原因を考えて改善方法をケアで実践することによって、困られている周りの人、何よりその状況に葛藤されているご本人の助けになるような関わりが出来る施設を目指して行きたいと思います。

 
     
 

人権啓発勉強会―平成22年9月29日

テーマ
■ 『暮らしの中の人権
     講師: 新宮市人権啓発課  中村為俊

黒潮園は平成21年6月3日に和歌山県と『人権尊重の社会づくり協定』を締結致しました。私たちはご利用者の自己決定と選択を尊重したサービスの提供と、日々の関わりの中で個人の尊厳に配慮した支援に努めております。私たちは人権の尊重が最も大切となる高齢者福祉に携わっています。言動が適切であるか?その人の尊厳に配慮したケアが本当に出来ているのか?など日頃の仕事を通じて考えなくてはいけない事が多くあります。今回、人権啓発活動として年間研修計画にある人権啓発勉強会を、新宮市人権啓発課の中村為俊氏を講師にお招きし開催しました。

中村氏は教員として37年間教育現場で活躍された後、今年4月より人権啓発課に着任されたという事です。講演はマイクが不要な程大きな声で、時には冗談を交えながら解りやすく進められました。

その中で、『人権感覚について』というお話がありました。偏見といった絶えない人権問題を考えるうえで『思いやり』が大切です。しかし、言うのは簡単でもこの思いをやるという事は本当に重い事です。思いやるという事は「相手がどう感じているのか‥どう思っているのか‥?」ということを『想像すること』であると強調されていました。そして、その感覚を養う事が大切であると話されていました。

体の傷は目で見ることが出来ますが、心の傷は外から見ることはできないため、心で見るものです。この心を鍛えることが私たちに求められています。感覚(五感)を養うことが想像力(思いやり)を鍛えることであるということを教わりました。目を閉じて、耳を澄ます(耳を傾ける)と今まで見えなかった事が見えてくる‥その簡単な事例として風は目では見えませんが、昔からある“風鈴”の音色を耳にする事により、清涼感が感じられることや、視覚障害のある子供の詩の新聞記事の紹介などを用いて説明をして頂きました。その内容は私たちの心に自然と響くものでした。

私たちとご利用者、そして共に働く職員同士‥様々な場面でこの『思いやり』というものをより深く考えることが出来れば、利用者本位のケア、チームワークのある働きやすい職場、そして私たち高齢者福祉の従事者としてあるべき姿勢を見いだすことが出来るのではないでしょうか? 様々なことを感じ、考える機会となる勉強会となりました。

 

経口補水療法(水分ケア)勉強会―平成22年9月22日

テーマ
■ 『お年寄りの脱水と経口補水療法』
     講師: (株)大塚製薬工場OS−1事業部  青木勝司氏

黒潮園では高齢者介護の現場において最も重要な基本である『水分ケア』に力を入れ取り組んでいます。その中でも特に経口補水療法に着目しています。 

経口補水療法とは水分と電解質をすばやく補給出来るように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した経口補水液(ORS)という点滴と同じような成分の飲料により、脱水を予防・改善させるものです。これは、ポカリスエットよりもさらに成分調整されたもので、大塚製薬よりOS−1という製品として発売されています。これは点滴の様な特殊な器具や技術を必要とせず、高齢者に多いと言われている脱水症状に私たち介護職員も対応できます。

今年の例年にない猛暑により、高齢者の脱水症がニュース等においても取り上げられていましたが、黒潮園においても脱水の傾向により食欲低下や体調に変調をきたした方が数名おられました。この経口保水療法により体調が回復され、何とかこの夏を乗り越えることが出来ました。

そこで今回、より専門的な知識の習得を目的に(株)大塚製薬工場OS−1事業部の青木勝司氏をお招きして、『お年寄りの脱水と経口補水療法』というテーマでセミナーを開催して頂きました。

高齢者は喉の渇きを感じる脳の渇中枢の働きが低下し、体内が脱水に陥っても喉の渇きを訴えない(感じにくい)特徴があります。また、老化により体の筋肉が痩せることにより、体内に保持できる水分量が少ない状況にもあります。

人のあらゆる生命維持機構におおいて、この水分は酸素に次いで重要な物質です。
水分が不足することにより脳梗塞といった血栓症や腎不全等の様々な疾患のリスクが高くなる他、認知症症状や排泄のトラブルの原因ともなります。

1日に必要な水分は約2000mlとすると、私たちはその半分の1000mlを飲水から摂取しています。実は残りの1000mlは食事に含まれる水分で摂取しています。高齢者はこの食事量がどうしても少ない傾向にあるため、1日に必要とする水分量が不足することになります。こういった様々な特徴により多くの高齢者は脱水に陥りやすい状況にあります。現在、黒潮園では個々の必要水分摂取量を算出し、記録をつけ水分ケアに取り組んでいます。そこで食事量が少なくければ、その分の飲水量を増やし水分補給をおこなう事が健康を保つケアの重要なポイントになります。

今回青木氏より、この高齢者の食事量が少ないことや発汗、下痢等による脱水状態では、体内環境を保つ上で重要なナトリウムといったミネラルが不足することになり、細胞への水分の吸収(浸透圧)において水分補給時にただ水やお茶を飲むだけでは十分とは言えず、水分と電解質をすばやく補給するために、ナトリウムの濃度を調整した経口補水液(ORS)が有効であるとの説明がありました。最後に質疑応答においても多くのアドバイスを頂き、今回の勉強会で更に水分ケアの専門知識を深めることができました。

専門性のあるケアとは特別目に見えるものではありませんが、私たちはご入所者が健やかに黒潮園での生活を過ごして頂けるよう、勉強に取り組み質の高い専門性に特化したケアに向け取り組んで参ります。
 

施設内勉強会―平成22年9月16日

テーマ
■出張報告
  1.新任研修に参加して :吉田介護職員・硲介護職員
  2.介護技術向上セミナー『認知症老人とコミュニケーション』 :野田介護職員
  3.リスクマネジメントとは :伊永施設ケアマネ・小林介護総括主任


1.出張報告
  (1)
新任研修に参加して :吉田介護職員・硲介護職員

黒潮園のキャリアアップ支援研修制度として、平成22年度新任職員研修(3日間)に出張した職員による報告です。これは和歌山県福祉保健研修人材センターが主催する、介護の業務に従事する新任職員が、福祉サービスの基本理念や職業倫理等をふまえ、職場において期待される基本的役割を理解するとともに、社会人・組織人としての基本動作や組織活動等の基礎を習得することを目的とした研修です。講義だけでなくグループワークもあり、他施設の方との意見交換の場ともなり、とても勉強になったとのことです。

今回はその中で、@組織活動の基本A問題解決とチームワークBコミュニケーションの基本C職場の基本動作の4項目について発表がありました。
 


  (2)
介護技術向上セミナー『認知症老人とコミュニケーション』 (講師:三好春樹)
        : 野田介護職員

      
9月3日の勉強会で発表した塩地介護職員と共に参加した野田職員からの発表です。内容は同じく
三好春樹先生の著書を引用しながらの伝達勉強会でした。

 


  (3)リスクマネジメントとは :伊永施設ケアマネ・小林介護総括主任

   
今年度はこれまでの事故防止委員会・苦情受付委員会を運営委員会のリスクマネジメント部会とし位置付け、新たに小林総括主任、伊永施設介護支援専門員を中心にリスクマネジメントへの取り組みと職員の意識改革に取り組むことになっています。これに伴い、新たにヒヤリハット報告書を変更し、より記入しやすく、更に系統的に分析しやすい書式にしました。

そこで今回、私たち職員のリスクマネジメントに対する意識向上を目的に施設内研修会を実施しました。冒頭、「リスクマネジメントという言葉を聞いた事はありますか?」、との問いに2割程度の挙手、「その意味まで解りますか?」では1割程度と、言葉自体まだ馴染みが薄いことが現状です。よって今回は、まずリスクマネジメントの意味・目的について基本的な内容の説明がされました。更に介護紛争の事例や、今年4月から8月までのヒヤリハット・事故・苦情の内容とその傾向などをもとに具体的な内容について解説がありました。

介護現場では見守りが行き届きにくい場面もあり、自己転倒されるケースもあります。一方でこれを防ぐ目的で歩くことを制限すれば転倒の確立は低くなるのかも知れません。しかし、決してその人の尊厳を守るケアとは言えません。ご利用者の安全という介護が身体拘束をした生活となってしまうかもしれません。私たちは『個別ケアと自立支援のケア』の実践を基本方針とし生活の支援に取り組んでいます。この表裏一体で難しい問題に対して、リスクマネジメントの取り組みを職員皆で、またご家族の意見を頂きながら取り組んで行きたいと思います。

 

学会発表―平成22年9月4日

第16回 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会 発表
         (会期:平成22年9月3日・4日 会場:新潟 朱鷺メッセ)


       演題  特養における摂食嚥下に関する
               介護職員の意識改革への取り組み
            〜チームアプローチにむけて〜



   特別養護老人ホーム黒潮園  管理栄養士 長尾善子 介護福祉士 久保和枝
                      准看護師 三浦由佳  理学療法士 岡 司
   河内総合病院 言語聴覚士 神代昌計
   米良医院 医師 米良孝志



黒潮園に言語聴覚士の神代先生をお招きして、早くも2年が経ちます。摂食嚥下委員会を立ち上げ、嚥下(飲み込み)が難しい入所者さまに「安全で楽しく、そして出来る限りお口から食べて頂ける事」を当施設の目標とし取り組んでいます。

そこで今回、摂食嚥下委員会の活動を第16回日本摂食嚥下リハビリテーション学会で発表しました。学会などの施設外における演題発表は黒潮園初の取り組みです。

委員会メンバーは前年度の日本摂食嚥下リハビリテーション学会に参加しており、会場の雰囲気は分かっていたものの、いざ発表者となれば状況は異なります。初めての体験に緊張して手足が震え、発表時間4分がとても長く感じられました 。

終えてホッとしましたが、会場で様々な取り組みや研究発表を勉強し、新しい課題・目標を持ち帰ってきました。今後も私たちの日頃のケアへの取り組みを外部の方に発表させて頂き、意見交換が出来るよう取り組んで行きたいと思います。
 
電車・新幹線を乗り継ぎ開催地新潟に到着。片道8時間の旅です。
 
様々な演題があり、勉強する三浦看護副主任  
緊張のあまり顔がこわばる演者の長尾管理栄養士
 
発表前のポスターを見る参加者に更に緊張…  
発表する長尾管理栄養士と久保介護主任!

いつも笑顔が素敵な神代先生。
 このあと皆で新潟のお酒で打ち上げをしたとか?
  
発表の様子はこちらをご覧下さい

施設内勉強会―平成22年9月3日

テーマ
■出張報告
  1.コミュニケーション向上のための講習会 : 深瀬介護職員
  2.介護技術向上セミナー『認知症老人とコミュニケーション』 : 塩地介護職員
  3.学習療法 : 深谷デイ管理者
■事例報告
  『TENAを導入して』 1Fフロアーの取り組み: 北村介護副主任・宇恵介護職員・岡理事長



1.出張報告
  (1)
コミュニケーション向上のための講習会 : 深瀬介護職員

コミュニケーションは利用者さまだけでなく、職員間においても重要です。講習会は実習が中心で、様々な体験を通じてその重要性を学べたという事でした。

アメリカの心理学者マーラビアンによる『対人態度の決定因の研究』によると、人が好印象と決める要因の法則は、表情が6割、話し方が3割、残りの1割が話す内容とされています。今回の講習でもコミュニケーションでは第1印象が最も大切で、第1印象で信頼関係の6割が決まると話されていました。その為にはまず笑顔が重要と強調されていました。笑顔を出すためにはまず自分自身がリラックスした(脳波がα波となる)状態でなくてはならず、呼吸法を用いた実技の紹介もありました。

介護現場では私たちがリラックスして… という事が難しい状況もありますが、コミュニケーションの基本として再認識し、笑顔を大切にした関わりを心がけたいと思います。

 


  (2)
介護技術向上セミナー『認知症老人とコミュニケーション』 (講師:三好春樹)
        : 塩地介護職員

      

セミナー会場で購入した三好春樹先生の著書を引用しながらの伝達勉強会でした。

 『失禁は長生きのサイン?』というお話があり、まさに現在、黒潮園で取り組んでいる排泄ケアについて考えさせられる内容でした。

「おもらし」「失禁」はお年寄りにとって自分がダメになった証拠であり役に立たぬばかりか、人に迷惑をかけねばならなくなったという烙印である。しかし本当にそうなのだろうか?という先生のコメントがあります。

失禁の理由には様々な事が考えられますが、一番多いのは、膀胱や肛門の括約筋の生理的退行、すなわち老化によるものです。体の他の筋肉も歳とともに力がなくなるように、膀胱や肛門の括約筋に締まりがなくなるとうことです。この失禁という事態に、自尊心が傷つきショックを受けているのは当の本人だと思います。この事態に「あら〜…」とか「また…?」とか騒ぎ立ててしまうのはもってのほかです。これは何気ない一言とはいえません。以前の私たちを思い起こし反省する点でもありました。

失禁を自然過程としてとらえ、゛オムツ゛によって失禁を覆い隠そうとするのではなく、失禁という自然にうまく対応していく為の方法を考えていかなければなりません。 自尊心を尊重したケアという視点において排泄ケアは最も大切な基本です。あらためて理念にある『その人らしさを大切に‥』したケアというものを再認識し、現在取り組んでいる「個別排泄ケア」への改革を実現していきたいと思います。
 


  (3)
『学習療法』(講師:東北大学教授川島隆太教授) : 深谷デイサービス管理者
   
学習療法とは音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と支援者がコミュニケーションを取りながら行うことにより認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野の維持・改善を図るものです。脳科学的に検証されているものであり、その内容について紹介がありました。

公文式の教材を用いて、認知症の改善・進行抑制を目的として開発されたものが「くもん学習療法」です。現在、デイサービスセンター悠久では希望者に対して、この「学習療法」に取り組んでいます。

 

2. 事例報告
  『TENAを導入して』 1Fフロアーの取り組み : 北村介護副主任・宇恵介護職員・岡理事長

勤務シフトの都合により1度の勉強会では参加できる職員が限られます。この事例を各フロアーで共有し、黒潮園全体として排泄ケアの質と水準の向上を進めていくために、2回目のプレゼンテーションを行いました。前回(8月30日)と同じ内容で1Fフロアーに導入したTENA排泄ケアの取り組みについて報告を行いました。

前の10件を表示 << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> 次の10件を表示