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施設内勉強会―平成24年2月14日

出張報告@『接遇マナーについて』 林介護職員・浦中介護職員・木野口介護職員

今回、研修出張したそれぞれの職員は、これまでの日頃の業務における言葉遣いや対応に多くの気付きがあり、とても為になった研修でしたと口々に話がありました。以後、「ご利用者様への関わりが変わりました。」という感想を聞いていいます。

勉強会では初めに「接客」と「接遇」の違いについて説明がありました。接客とはマニュアルどおりのサービスであり、全ての人に同じ質のサービスを提供することです。これに対して私たち現場大切な接遇はご利用者様に応じて接し方や言葉遣いを変えるもので、同質のサービスの提供は出来ないものです。

次に接遇で大切な@挨拶A表情・笑顔B態度の『接遇の3原則』を項目ごとに事例や実演を交えてとても分かりやすく説明がされました。発表者の3名はその内容を分かりやすく、時には面白おかしく伝える事ができるように打ち合わせを重ねたそうです。
 
接遇マナー研修に参加した3名  
理事長・事務長の巨大な”笑顔パネル”を手に・・・

出張報告A『認知症高齢者の理解』 福村介護職員・吉田介護職員

認知症のご利用者様への関わりはとても難しい事です。認知症の問題行動(BPSD)には原因や誘因がなくて起こるものではありません。そこで認知症の人の心理を理解することが重要です。

BPSDは脳の機能低下によりおこる記憶障害や見当識障害、判断力の障害など中核症状が原因となります。この中核症状による慢性的な不快感、自発性の低下、感情の変わりやすさなどを背景に、「わからなくなっていく事が嫌になり」引き起こされると言うお話がありました。

そこでいきなり問題行動を修正せず、ご利用者様の自尊心を傷付けないような対応、ケアが重要となります。今回あらためて認知症高齢者について理解を深めることが出来ました。

 
認知症研修に参加した福村介護職員と吉田介護職員
   
 

『開放性ウエットドレッシング療法(ラップ療法)について』  松浦看護主任

黒潮園で取り組んでいる褥創の処置方法(ラップ療法)について松浦看護主任より説明がありました。

私たちはこれまでは傷は消毒をすることが当然と思っていましたが、最新の知見では創傷治癒の3原則として@傷には消毒しないA傷は水道水で洗うB傷は乾かさず湿潤を保つことが早期治癒に必要であると言われているそうです。

そこで褥創処置では創部を洗い流したあとに、食品用ラップや穴あきポリエチレンで覆い処置をしています。これによってこれまで治癒の難しかった褥創のあるご利用者様に効果がみられています。

 

感染症勉強会 『グループワーク』  松浦看護主任

まず感染症の基礎知識についてのおさらいがありました。
そしてインフルエンザ、風疹、疥癬、MRSAなどの代表的な感染症の経路について、接触感染、飛沫感染、空気感染に分けて解答するクイズ問題が出されました。身近な疾患であっても以外に難しくあらためて勉強になりました。

その後、4グループに分かれてノロウイルス感染の疑いのある事例の対応についてグループワークを実施しました。多職種で様々な意見が出され充実した内容となしました。

 
ラップ療法について解説する松浦看護主任
 
感染症のグループワークを実施しました

職員全体会議―平成23年11月4日・15日

・講演報告と今後の黒潮園           理事長
・常任理事の立場から…            福田常任理事
・上半期事業報告                小林事務長
・夜勤業務改善アンケートの実施について
・給与規程(扶養手当)について        新谷事務職員
・上半期をふり返って…             各部署所属長


上半期事業報告を中心とした職員全体会が、11月4日・15日の2回に分けて開催されました。

理事長からは今年9月16日に福祉現場定着支援講演会で講演された内容から、介護現場に必要とされる「働きがい」と「働きやすさ」について、ハーズバーグの理論をもとに黒潮園の経営方針について話されました。

経営者や管理者は「働きやすい」職場づくりに向き合う事が最も大切な役割であると話されていました。そしてテレビでも放映されていた「思いは見えないけど、思いやりは見える」というCMを取り上げ、私たち自身で「働きがい」を持つ事の大切さについて話されました。

 
講演会の報告を兼ねて経営方針について説明する岡理事長
 

それぞれ職種や立場が異なっても、皆それぞれがこの仕事について「私たちが目指すもの」その『想い』を持っています。そしてそのそれぞれの『想い』を形にし、これを実現することこそ私たちがつくる「働きがい」でなはいでしょうか。というお話がありました。「働きがいのある職場」と言うものは私たち自身でつくり上げて行くものでもあると思います。

各フロアー、部署の所属長からは『上半期を振り返って』ということで、今年度の事業計画の進捗状況や下半期に向けた取り組みについて話がありました。それぞれの部署に特徴があり、他部署の取り組みについて聞く事ができ、今後の励みにもなりました。

 
小林事務長   田ノ上生活相談員
 
松浦看護主任
 
長尾管理栄養士

介護サービス向上委員会勉強会―平成23年10月18日

排泄ケアセミナー 『つかう人の身になって・・・・』
   講師:
(株)光洋 ケアコンシェルジュ 梅田さつき氏


本日は介護サービス向上委員会の企画による、オムツメーカー光洋さんを招いた排泄ケアセミナーが開催されました。台風12号被害の影響などにより延期を重ねようやく開催することができました。

 
(株)光洋のケアコンシェルジュ 梅田さつき氏


まず感染予防と陰部洗浄講座ということで陰部のスキンケアについての解説がありました。高齢者の方がオムツ使用時のスキントラブルにオムツかぶれがあります。その原因は便と尿が混ざりアンモニアが発生することにあります。オムツ内部の環境が強いアルカリ性となると皮膚を傷めてしまうのです。そこで適切な陰部洗浄は皮膚トラブルの予防になります。また通気性を損なうオムツの重ね使いをしないことや、適切な交換タイミングも重要になります。今回の解説により、感染を起こさないという視点から適切な作業手順の重要性を再認識することができました。

また今回のトピックスとしては、残尿のある方の排尿を促す方法として尾骨をトントンと叩く方法が紹介されました。これは女性の排泄反射のツボを刺激するもので尾骨と恥骨に走行する骨盤底筋の収縮を促すそうです。下腹部(膀胱)を圧迫し、しぼりだす方法は尿の逆流も起こしやすく腎盂炎の発症との関連もあり好ましくないとのことでした。

その後、実際にオムツの付け方を、実技をまじえてレクチャーをして頂きました。オムツ交換は日頃から業務で行っていることですが、それぞれ細かい点で気付きがあり、実技の勉強は私たちのスキルアップとなりました。何気なくしてしまう事ですが、折りたたまれたオムツを広げる際、振ってしまうだけで吸収ゲルが偏ってしまい、本来の吸収量が発揮できずに尿漏れの原因となってしまいます。

 
実際にオムツを付けてみました


正しいオムツの知識と高い技術は、私たち介護職員には不可欠です。このようなオムツメーカーさんのお話を聞くことはとても為になりました。今後さらに、実際の介護現場でオムツをあてる事が難しい方への具体的なアドバイスを頂く機会を設けて頂くことを検討しています。


施設内講習会―平成23年10月3日・7日

介護力向上講習会に参加して 久保介護主任

この講習会では専門性のあるケアに向け、医学専門知識を根拠に排泄ケア(オムツ外し)から歩行リハビリといった自立支援のケアを実践するものであり、年4回実施され東京まで出張し参加しています。そこでは毎回、施設全体で取り組む課題が出されます。今回は「認知症を治す」という課題です。

講習会は講師である竹内教授が医師という立場から「本から学ぶ介護職と学習する介護組織を作ろう」という話から始まったそうです。介護の専門職として社会的地位の確立と、多職種と肩を並べ連携を深めるためには、介護職は知識を身につけなければいけないという事です。「まずは本を暗記するくらい読むこと!」という先生の言葉に、久保主任は「耳が痛い話でした。」と感想を話されていました。

妄想・幻覚・食欲の障害・徘徊・収集癖・攻撃性・抑うつなど認知症の周辺症状(問題行動)は、記憶障害といった中核症状に心理的や状況的、身体的要因が加わって生み出されるものであり、認知症になれば誰にでも現れるとは限りません。 これを老年精神疾患と捉えその要因に対して適切なケアを行うことで軽快します。 言い換えれば「介護により治すことが出来る」という事です。

今回、久保主任から『「こぼさないで食べてください」などと言うと大声でどなりだす。』といった事例を紹介しながら、認知症のタイプやケアの方法の解説がされました。

 
今回の課題、認知症ケアについて解説する久保介護主任

TENA排泄ケア研究部会に参加して
   岡理事長・下坂介護職員・前川介護職員・硲介護職員


今回は、ユニ・チャームメンリッケ且蜊テのTENA排泄ケア研究部会へ参加した出張報告会をかねて、排泄ケアの勉強会を実施しました。

TENA排泄ケア研究会のセミナー講師は川口市医療センター内科部長の渡辺成先生で、『その下剤本当に必要ですか?「だから」こうする便秘高齢者への支援』という講演がありました。そこで、黒潮園で今最も力を入れている、医学的な基礎知識に基づく質の高い排泄ケアという点においてとても有用なお話を聞くことができました。また、セミナーでは「便秘を抱えた仮説事例」ということでグループワークも行われました。

そこで今回、黒潮園でも仮説事例のご利用者の情報シートから、排泄ケアの問題点と対応策についてアセスメントするグループワークを実施しました。それぞれのグル―プから下剤の服用のタイミング、水分摂取量や食事量、運動と言った活動の問題など、専門的な視点から排泄のトラブルに影響する因子について様々な意見が出されました。

 
セミナーに参加した3名
左より下坂・前川・硲介護職員
 
   セミナーで行なわれたグループワークを
   黒潮園でも実施しました
 
「便秘を抱えた仮説事例」に対し、各グループ毎に排泄ケアの問題点を抽出し、対応策を検討します
 
アセスメント結果を発表し、各グループ間で意見を交わしました

理事長からは今回は新たに、薬の影響についても解説されました。一つは下剤性便秘とも言われ、下剤を習慣的に服用することにより便意が失われるものです。また下剤を長期に服用していた方15名の副作用報告があり、そのうち2名が死亡に至り、厚労省より漫然と長期投与をしないように注意喚起されたという新聞記事の紹介もありました。

今回の仮説事例の文面の中でも、高血圧のCa拮抗剤や咳止めの風邪薬(抗コリン薬)など、便秘となる薬の服用があり、アセスメントする必要性が解説されました。高齢者の方は多くの薬を服用しています。私たち介護に携わる職員はこのような薬の影響についても知る必要性があると思いました。

今回のグループワークを通じて、施設生活でお世話になることへの遠慮や、介護者が忙しくてご本人がトイレに行きたい時に対応が出来ていない事など、施設入所そのものによる心理的ストレスからくる排泄のトラブルも実は多くあるという意見が出されました。排泄ケアはその人の尊厳に最も配慮が必要であり、ケアに関わる私たちの声かけ一つが、ご本人に大きく影響することを再認識する勉強会にもなりました。

 
最後に医学的根拠に基づく排泄ケアについて理事長より解説がありました

施設内勉強会―平成23年9月28日

ベッドの有効利用 ―腰痛対策―
   講師:
パラマウントベッド 大西雄 氏


電動ベッドはご利用者さまにとって快適なだけはなく、職員にとっても介護時の身体への負担軽減になります。黒潮園では今年度事業計画にて、古くなったベッドの入れ替えを進めています。そこで今回、パラマウントベッドの大西氏をお招きし、ベッドの有効利用による腰痛対策について勉強会を行いました。

 
パラマウントベッド(株)の大西氏を講師としてお招きしました

ベッド動作とその効用ということで、ベッドの背上げと膝上げ機能についての基本知識を、実技を行いながら分かりやすく解説されました。

まず、背上げだけで(ギャッチアップ)座位をとると背中のずれや、頭部のベッドへの圧迫感が強く、そこでジュースを飲もうとしてしんどいと言う事が示されました。次に膝上げ、背上げを交互に上げながら座位になると、不快感が多少軽減することを体験しました。そして最後にベッドから体を離して背中の圧迫を抜いてあげる介助(背ぬき)をすると、とても楽になることが実演されました。ご利用者さまにベッド上座位で過ごして頂く場合に、この背抜きはとても大切なテクニックです。あらためて再認識しました。

ベッドと腰痛の関係についての解説では、ベッド幅は介護者(ベッド端)からご利用者までの距離と関係があり、ベッド幅100pと85pでは腰への負担は15%小さいことが実験結果で出ています。このような事から、黒潮園で今回購入したモデルは85p幅で、一般のシングルベッドと比べて若干狭いものになっています。

次にベッドの高さとの関係では、低いほど中腰となり負担は大きくなります。介護動作とベッド高による腰と腕の筋肉負荷を筋電図で分析したデーターでは、ベッド上介助が楽に行える高さは、身長の40〜50%となるそうです。これは分かりやすく言うと、太もも上部から手首の高さに相当します。

 
ベッドを使用した実技指導
 
 背上げだけの状態でジュースを飲んでみると・・・
 想像以上に飲みにくいことが体感できました

介護職員の現状として約8割の人が腰痛を感じていると言われています。勤続年数と腰痛症状の関係では、勤続年数が10年、20年と多くなるにつれて、腰痛を訴える人が増えているというデーターがあります。これは介護技術の熟練だけでは防ぐ事ができないことを示唆しており、電動ベッドの有効な活用や、その他の移乗動作に関する福祉用具の活用はとても大切になります。

現場では忙しくベッドの高さを調節しないまま介護をしてしまうことがあります。私たち自身の体を守り、そして私たちがゆとりを持って介護をすることは、ご利用者さまの安心へつながるものと考えます。今回勉強したことを取り入れ業務に望みたいと思います。


施設内講習会―平成23年9月22日

身体拘束廃止活動について 垣内生活相談員

今回の勉強会では、これまでの身体拘束廃止委員会の活動の歴史を振り返りながら、その重要性について説明がされました。

平成12年4月の介護保険制度のスタートとともに、介護保険施設等では身体拘束が原則として禁止されました。これは、従来の高齢者に対するケアのあり方を利用者本位の視点から問い直すものであり、各施設・事業所では、身体拘束廃止に向けて様々な取り組みが始まりました。

黒潮園では平成16年3月29日に第1回の身体拘束廃止委員会が開催され、ご利用者の尊厳を守るケアについて話し合われたとの事です。当時の身体拘束者は転落防止目的のベッド柵4本使用者17名、介護着(つなぎ服)の着用4名だったそうです。

その後、転落した際の事故防止の方法として、低床ベッドと衝撃吸収マットを導入しました。また、認知症の方がベッドから床に降りようとした時には、センサー感知によりナースコールに連動する「センサーマット」を導入するなどの工夫により、4本柵によるベッド上の拘束を廃止することができたとの事でした。

平成20年頃より、鼻腔栄養チューブを挿入されたご入所者が増え、自己抜去を防止するためにミトン手袋をやむを得ず使用するケースも出てきました。この問題に対しては、再びお口から食事を取って頂けるよう経口移行にも取り組み、平成23年9月現在ではベッド柵拘束もミトン手袋着用による身体拘束の観察者もゼロとなっています。

身体拘束廃止自体が目的ではなく、ご利用者に対する良いケアを提供するためにも、この身体拘束ゼロを維持できるよう取り組んでいきたいと思います。


 
黒潮園での身体拘束廃止への取り組みについて説明する垣内生活相談員

認知症実践者研修に参加して 北村介護副主任

黒潮園ではキャリアアップ支援の取り組みとして研修会への出張支援を行っています。認知症実践者研修には中堅職員2名が参加しました。今回、この研修のプログラムで取り組んだ自施設の事例を中心に認知症ケアについて発表がありました。

そこで、認知症の方に大きく影響する環境的要因について説明されました。もちろん物的な環境も重要ですが、人的な環境として接し方、特に言葉遣いが重要となります。

1Fフロアーの徘徊と収集癖のあるSさまには、アクティビティとしてテーブル拭きをお願いする事にしました。しかし、布巾を持って行ってしまう、仕事が増えると言う考えから、私たち職員は「お願いします」の声より「どこ行くん?」「そこでおってよ」「置いといて」と声かけする事が多くなってしまいました。

これは何かしたいけど何をしたらいいのか分からないSさんの気持ちを無視していたと思います。このような環境そのものが、ご本人の葛藤をより大きくし暴力的になったり、不穏となるなど周辺症状をより増悪していたのではということに気が付きました。

そこで皆で感謝の言葉、お願いする言葉がけをケア方針取り入れました。「おおきに」「ありがとう」という声かけをすることにより、Sさまは非常に落ち着いて生活されるようになったとのことです。

認知症は自尊感情と自己評価を壊す病気ともいうことができ、失敗や間違った行動のため、自分がだめになっていると感じてしまいます。ケアのなかでその人が価値のあるものと感じることを支援する事が何より大切であることを再認識しました。
 
  認知症に影響を与える環境的要因について
  説明する北村介護副主任
    数名にわかれてディスカッションを行いました

 


施設内勉強会―平成23年8月23日・30日

近畿老施協大会発表報告
 
「経口移行」への挑戦と「食事サービスの質向上」への取りくみ   長尾管理栄養士

平成23年度近畿老人福祉施設研究協議会和歌山大会で発表された内容を施設勉強会で披露されました。私たち黒潮園の取り組みが、このような多くの施設の方が集まる研究会で発表されたことはとても嬉しく思いました。ご本人は当日会場で発表するよりも、今回、施設で発表する方が緊張したとのことでしたこの発表を手本にして私たちもこの様な発表が出来るように頑張って行きたいと思います。

近畿老施協和歌山大会についてはこちらをご覧下さい ⇒ 近畿老施協・分科会発表

 
  発表する長尾管理栄養士


リスクマネジメント
  〜窒息時の急変対応について〜  岡理事長

黒潮園の食事の考え方として、ご利用者が好まれるお寿司などご馳走をできるだけ提供し、しっかりとお口で食べて頂きたいと考えています。一方で施設では、このような取り組みは窒息リスクにより難しいという課題もあります。今回、理事長よりリスクマネジメントと誤嚥窒息対応について講義がありました。また、その対応策として導入した手動式吸引器の使用方法について実技を交えて説明がされました。その他、窒息時の急変対応方法として、背中叩打法や腹部突き上げ法(ハムリック法)の実技練習も行いました。

 
岡理事長による講義  リスクマネジメントについて

まずリスクマネジメントとは事故防止活動そのものを意味するのではなく、「利用者の安全を最大の眼点としたうえで、サービスの質の向上と利用者満足を図る活動」と言えます。実際に現場では介護事故を100%予防する事は難しく、私たちの仕事はリスクチャレンジの仕事とも言えます。そこで今回、これまでの窒息事故の裁判事例を通じて、私たちは専門職としてどのような対応が必要であるのかという事を勉強しました。
事例ではコンニャクなど窒息リスクの高い食材を提供する事が問題ではなく、専門職としての観察や対応が事故の予見性について問われており、また発生した事故への迅速な対応などの回避義務が適切であったかも問われています。

 
窒息時の急変対応法の一つ、ハムリック法の実技演習

そこで黒潮園では、どこでも救急対応が可能な手動式吸引器を用いた誤嚥・窒息対応マニュアルを作成しました。これはイギリス製で、欧米の救急隊が実際に使用している信頼性の高いものであり、これは電源が不要であり、介護職員でも容易に口腔内の気道閉塞物を吸引することができるものです。

実際に、ゼリーや粥、饅頭など窒息における気道閉塞物とみたてて、この手動式吸引器の吸引力をみんなで試してみました。一回のグリップでかなりの吸引力がありとても驚きました。

 
手動式吸引器を実際に試してみました   すごい吸引力です
 

経口補水療法(水分ケア)勉強会―平成23年8月9日

テーマ
■ 『OS−1の活用について』
     講師: (株)大塚製薬工場OS−1事業部  青木勝司氏


連日、気温が軒並み30℃以上という猛暑が続いています。そこで全国的に救急搬送される熱中症や脱水症の方が著しく増加しているそうです。

昨年度より黒潮園では、高齢者に多いと言われている脱水予防に力を入れ、個別水分摂取管理をケアに取り入れています。また近年、脱水の改善に着目されている経口補水液を用いた経口補水療法にも積極的に取り組んでいます。

そこで約1年前、経口補水液(OS-1)を販売している大塚製薬より青木氏をお招きし、勉強会を実施しました。今年もこの暑い季節を迎え、講義をお願いする運びとなりました。

 
(株)大塚製薬工場 青木勝司氏    


今回のテーマは1.熱中症の話題 2.脱水症状 3.経口補水療法の3点を中心に分かりやすい解説がありました。脱水症状を起こした時には水分補給が欠かせません。実は脱水では体内の水分だけが失われることはなく、同時に塩分(ナトリウムやカリウム)なども失っています。そこで水やお茶、ジュースでは、十分な塩分が補給でいないため、脱水状態の改善には効果的ではないということです。

一般的に水分補給としてスポーツドリンクを飲用することが多いと思いますが、脱水状態の改善し水分や塩分を速やかに吸収・補給するためには、塩分と糖分の量やバランスを調整した経口補水液が有効となります。これは点滴の成分と良く似ており「飲む点滴」とも言われ、身近に活用できるものです。大塚製薬からはOS-1という商品名にて発売されています。ここ最近は大きな薬局などでも見かけるようになりました。私たちはご利用者の状態に合わせてスポーツドリンクと使い分けて活用しています。


水は生命を保つうえで、酸素に次いで重要な物質と言われるほど、体にとって大切なものです。高齢者の水分摂取不足は、体調の悪化や排泄のトラブル、場合によっては認知症の症状の増悪にも影響します。この水分摂取管理こそが全ての高齢者ケアの根源であると言えます。今後もこの取り組みを継続していきたいと思います。

皆様もこまめな水分摂取を行い、この暑い夏を健康でお過ごし頂きますようお願い申し上げます。


詳細⇒OS-1ホームページ http://www.os-1.jp


人権講習会―平成23年8月5日


8月5日に黒潮園内にて、職員研修として人権研修会が行われました。

講師の方は昨年も講師をしていただきました、新宮市人権啓発課の中村為俊さんです。

自己紹介を兼ねて、ご自分のお名前の由来から、これからも社会のためにご尽力をされていかれるご決意をのべられていました。いつまでも生き生きとしていられるのは、自身の為だけではなく社会や誰かの為に尽力することではないか、と思いました。黒潮園では、入所者の方々が日々の生活の中で喜びを感じられるよう、さまざまな取り組みを行なっています。
 
新宮市人権啓発課の中村為俊氏   『人権のヒント』というビデオで学ぶ
人権感覚とは「他人の痛みを自分のことのように感じることが出来る感性」思いやる事(想像する事)。その感性を磨くには、上野動物園パンダ飼育係倉持浩さんのフン集めや寝床の草の交換、清掃は手袋を使わず素手で作業をする。なぜなら、「におい、見た目、感触といった五感を大切にしたい。動物は具合が悪くても自分から訴えない。わずかな変化を見きわめられないと死につながる」その観察眼を養う事が飼育係の面白さという新聞掲載記事を通し、観察眼を養うことは、感性・感覚を養うこと。と話されていました。わたし達も、鋭く感じとる力・少しの情報で思いをめぐらし心を鍛え、日々の介護に取り組んでいきたいと思います。

最後に、金子みすゞさんの詩を紹介してくださいました。

     「私と小鳥とすずと」・・・金子みすゞ

       わたしが両手をひろげても、
       お空はちっともとべないが、
       とべる小鳥はわたしのように、
       地面をはやくは走れない。
       わたしがからだをゆすっても、
       きれいな音はでないけど、
       あの鳴るすずはわたしのように
       たくさんなうたは知らないよ。
       すずと、小鳥と、それからわたし、
       みんなちがって、みんないい。



おひとり、おひとり、を大切に!

近畿老施協 分科会発表―平成23年7月15日

平成23年度 近畿老人福祉施設研究協議会(和歌山大会) 分科会発表

        会期:平成23年7月14日・15日
        会場:田辺 紀南文化会館(全体会)
           白浜 コガノイベイホテル他(分科会)

       演題  専門職連携で展開する栄養マネジメント
            〜『経口移行』への挑戦と
              『食事サービスの質』向上への取り組み〜


       演者 管理栄養士 長尾善子

黒潮園では嚥下摂食委員会を設置し、嚥下(飲み込み)が難しい入所者様においても「安全で楽しく、そして出来る限りお口からご馳走を食べて頂ける事」を当施設の目標とし、言語聴覚士の指導のもと多職種連携で専門的なケアに取り組んでいます。

そこで今回、平成23年度老人近畿福祉施設研究協議会で、この取り組みについて演題発表をしました

どの演題を見てもその内容の質は高く、とても勉強になりました。もはや特養のケアにおいて「多職種連携」というキーワードは当然となっており、同じ分化会で演題発表をされた大半の施設では言語聴覚士や理学療法士といった専門職が携わっているようです。あらゆる施設が創意工夫し、様々な取り組みを行っています。これからの特養ケアの在り方において、私たちが目指している「専門性のあるケア」は必須になりつつあることを再認識することができました。

今後もこの様な機会を大切にし、私たちの日頃のケアへの取り組みを外部の方に発表させて頂くと共に、外部の意見・情報を積極的に取り入れ、より質の高いケアを提供できるよう取り組んで行きたいと思います。


発表内容についてはこちらをご覧下さい ⇒ 分科会発表抄録
 
全体会での講演の様子   発表を行なった第6分科会会場入り口にて
長尾管理栄養士と岡理事長

 
分科会会場での黒潮園3人娘?   発表する長尾管理栄養士
発表を動画でご覧下さい

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