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施設内勉強会―平成25年4月25日

排泄ケア勉強会 〜使う人の身になって〜 株式会社 光洋

おむつメーカーの株式会社 光洋さんをお招きして、排泄ケアの知識や正しいおむつのあて方などを習得する目的で講習会を開催しました。

今回は講義の前に実際に排泄交換の現場に同行願い、拘縮のある方のあて方や漏れを防ぐポイントなどの指導を受け色々と参考になりました。その後、資料やサンプルを使っての講義が始まり、男性・女性の排尿の構造・機能の違いや、排泄パットの使用上の注意点、漏れ・ずれを防ぐためのポイント等の専門的知識を学びました。

最後にデモンストレーションでは、職員同士がお互いに実技をしたり、モデルになったりして体験しましたが、当てられる側になることでより正確なあて方をマスターすることができました。

よりよい排泄ケアを提供するには、専門的知識は必要不可欠であり、今回新しく学んだ方法や技術を現場で生かし、ご利用者様の不快感の軽減や身体の負担の軽減に繋げていきたいと思います。

 
株式会社 光洋さんによる排泄ケアの講義
 
実技講習の様子

職員全体会―平成25年4月10日・17日

職員全体会

4月を迎え新しい年度が始まりました。今年も法人の事業方針や各部署の事業計画を中心とした内容で職員全体会が行われました。

まず理事長からは職員全員に配布された事業計画書をもとに、法人全体の方針について説明されました。今年度も重点実施項目にキャリアアップ支援と人材育成体制の充実が掲げられています。黒潮園では良質なケアの提供に向け、現場への手厚い人員配置を進めておりデイサービスを含め介護職員数が70名近くとなっています。また来春の小規模特養の開設に向け建設計画が進んでいるところですが、その際には新たに20名程の職員採用が予定されています。

そこで今年度は現在の施設内・外研修によるキャリアアッププログラムをより体系的にまとめることや、ケアマニュアルの作成によるケアの質の標準化と独自の新人教育プログラムの作成に取り組む事が計画されており、介護未経験者であっても安心して働くことができ、働きながらキャリアアップができる職場づくりを進めるという事です。そのためには中間管理職の意識改革と組織体制の強化が不可欠であり、今年度新たに介護部の総括とスタッフの育成・指導を担当する介護課長、介護総括主任が任命されました

 
法人全体の事業方針について説明する岡理事長
 

各特養の事業計画では、専門性のあるケアの実践と豊かな日々の生活の現という2つのカテゴリーからなる『質の高いサービスの提供』という基本方針に基づき、おむつに依存しない排泄自立(日中おむつ使用率10%以下)への取り組みや、学習療法による認知症ケアなど自立支援の個別ケアへの取り組みや、様々な余暇活動の企画、外出支援への取り組みなど、各部署それぞれから今年度計画について発表がありました。黒潮園では多くのご利用者さまを看取っており、尊厳のある終期を迎えることができるよう看取りケアの指針を定め、終末期ケアのあり方も検討していくことになっています。

デイサービス悠久では「可能なかぎり住み慣れた在宅でお過ごし頂けるよう支援すること」を目指し、ご利用者、ご家族のニーズにお応えできるようより充実したサービスの提供に向けた計画が発表されました。デイサービスの1日のご利用者数が30名を超えており、ゆったりとした入浴やバリエーションの豊富な余暇活動の提供に向けた業務改善に取り組んで行くということです。

最後に職員互助会から、今年度も職員旅行や家族交流イベントなど職員の親睦を深める企画を計画しており、多くの方の参加の呼びかけがありました。このように今年一年、しっかりと目標をもって、そして充実した一年となるよう取り組んで行きたいと思います。

 
実行計画について説明する小林事務長   東介護課長
 
久保介護総括主任   川端介護主任
 
垣内生活相談員   松浦看護主任
 
添谷調理副主任   デイサービス悠久 深谷主任
 
在宅介護支援センター悠久 林ケアマネージャー
 
新谷事務職員より互助会の活動について

ソフト食試食会―平成25年4月1日

ソフト食試食会

第2回黒潮園事例発表会で調理部の取り組みとして発表された『ソフト食』の試食会が行われました。今月中旬から実際にご利用者さまの食事形態の一つとして提供開始する予定となっており、今回の試食を通じた意見交換から最終調整を行うということです。 メニューは当日の夕食鰆の照り焼きの他、カレーライスからラーメンまで様々なものがあり、トマトやレタスなどの野菜からパイナップルやキウイといった果物もすべてソフト食として加工されています。

まず机の上に並べられたソフト食を見てその彩がとても鮮やかで驚きました。口にしてみると、食感は舌で押しつぶすことができるぐらい柔らかく、ゼリー質のため飲み込みやすいのですが、これが不思議なもので食材そのもの味がします。

これまでのミキサー食は、出来上がったものを全部いっしょにミキサーにかけ、全ての材料がドロドロに混ざり合った状態の「食事」を提供していました。
ソフト食は、これとは違い、食材ごとにそれぞれミキサーにかけ固め直し形作ります。普通食に近い見た目で食材の味を楽しむことができるようになりました。

ソフト食:ペースト状にした食材をテクスチャー改良剤(ゲル化剤)を使って固め直し、もとの食材、献立に近い
状態に形作ったもの。 以下の写真は当日のメニューの一部です。
 
当日の夕食、鰆の照焼きをソフト食としたもの   一見お味噌汁の様ですが、こちらはラーメンです。
具はかまぼこ、鶏ササミ、ネギです
 
     こちらはカレーライス
     ラッキョや福神漬等の薬味も味わえます
  食後のデザートにはフルーツを・・・
いちご、キウイ、パイナップルです
     
試食する職員の様子。アンケート結果は好評でした。
 
     

第2回 黒潮園事例発表会―平成25年3月18日

第2回 黒潮園事例発表会

昨年10月26日の第1回に続き、下半期の第2回の事例発表会が行われました。今回は介護フロアーの他、看護部、調理部、相談援助部と多職種からテーマが出されました。

演題1  介護力向上講習会に参加しケアを振り返る
       演者  1Fフロアー 北村介護副主任
 

年間を通じておむつゼロ特養を目指す「介護力向上講習会」に参加し、近年の黒潮園のケアは大きく変わり全国レベルにあると思う一方で、まだまだ出来ていないことも沢山あるということを自責したということ。そのような視点から、現在の1Fフロアーのケアについて感じていることを様々な身近な事例から解説された。介護現場では「忙しい」「大変」という思いがあることも事実ですが、事例を通じて、私たちが日々取り組むケアのなかにご利用者と職員の間に小さな喜びが生まれていることを再認識する内容でした。

発表スライドはこちら(別窓で開きます)
     
演題2  サインはV
       演者  2Fフロアー 平根介護副主任
 

「スナックに飲みにいきたい」というご利用者様に対して、希望を実現するために歩行リハビリに取り組んだ事例が発表された。日頃から口数の少ないS様から「背広を着たい」という思いも聞く事ができ、スーツを自分で選んで購入しました。当日は行きつけだった寿司屋で食事をし、スナックに出かけるという入所前の馴染みの暮らしを支援でき、ご本人だけではなく職員も大変貴重な経験が出来たということです。このようにご本人のニーズに基づく目標を持ったリハビリ支援を、2Fフロアーでは「望みかなえ隊」として取り組んでいます。

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演題3  ど・れ・に・し・よ・う・か・な
       演者  3Fフロアー  前川・坂本・濱田介護職
 

3Fフロアーでは職員の発想により、ひと工夫した外出支援の取り組みを行っています。それは行き先が書かれた「ひまわり通信」という回覧板を作成し、希望するコースを選んでもらうということです。これは自立支援のケアとして、ご本人さまの自己決定に基づく支援を目的としており、行き先や内容を自分で選ぶという楽しみがあり大変喜ばれています。この取り組みにより、ご利用者さまは次の回覧板を楽しみにされ、職員との会話の内容や表情の変化など、認知症のご利用者さまの変化も見られています。学習療法と合わせて3Fフロアーのケアの特色として継続しています。

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演題4  ラップ療法の取り組み
       演者  看護部  小嶋・大前看護職員
 

近年、創傷の処置の方法について考え方が変わってきており、これまでのように傷を消毒し乾燥させるのではなく、水道水等で洗浄し被覆材で覆って適度な湿潤状態を保ち治癒を促す考え方が主流となりつつあります。黒潮園では褥瘡の処置として被覆材に食品用ラップや穴あきポリ袋などを用いたラップ療法(開放ウエットドレッシング療法)に取り組んでいます。今回、褥瘡が改善した入所者様の事例を通じて、その効果や処置方法、なぜ傷を消毒してはいけないのかといった背景となる理論について発表されました。

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演題5  利用者様の思いに寄り添って〜成年後見人制度と遺言書の作成〜
       演者  相談部  伊永・西村施設ケアマネージャー
 

ご本人の意向に基づいた財産の管理といった大変難しい課題に対して、公証役場との連携による公正証書遺言の作成の支援に取り組んだ事例の発表でした。また自身で判断に迷う時などのために「成年後見人制度」の活用を提案させていただいたという事です。身元引受人との関係が希薄な上、多額な金銭管理を施設として行うことはどうなのか?また財産管理などご本人の意向に添った支援には何が必要なのか?様々な難しい課題に対する相談援助の取り組みを知ることができました。またこの事例発表から「成年後見人制度」についての理解も深めることができました。

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演題6  ソフト食への取り組み
       演者  調理部  野尻調理副主任・川合・添谷調理職員
 

黒潮園の食事ケアは「出来るだけかたちあるものを口から食べていただく」ことを基本方針としています。高齢者向けの嚥下食としてキザミ食やミキサー食を提供することが一般的ですが、私たちはできる限り常食を食べて頂けるようケアに取り組んでいます。そこで調理部では咀嚼・嚥下能力低下が低下した方に最も適した食事形態としてソフト食に着目し、自分たちでこのソフト食を作ることに挑戦しているという事です。実際の行程では労力も要し大変ですが、この画期的な取り組みは大変興味深いものです。食事ケアには多職種連携によるチームケアが不可欠です。調理部としての関わりの重要性とチームケアの素晴らしさをあらためて感じることができた発表でした。

発表スライドはこちら(別窓で開きます)
     
 

事例発表終了後に調理部の皆様からのサプライズとして、試作したデザートのソフト食が提供されみんなで試食をしました。これは食材そのものから作られているので、色合いも鮮やかで味もそのもので大変美味しく、参加者は小腹が空いていたのもありあっという間に完食となりました。4月からの導入に向け改めて試食勉強会を行うとのことです。

     

施設内勉強会―平成25年3月13日

排泄ケアを考える TENA 太田真理子氏

TENA(テーナ)は個別ケアの考えに基づき、ケアの質向上に向けた製品開発とサービスの提供をされている、スウェーデンで生まれた世界シェアNo.1の排泄ケア用品ブランドです。黒潮園では使用する数種類のおむつの中で、一部このTENAの製品を活用しています。

今回、TENAアドバイザーとして病院や介護施設の現場で活躍されている太田氏をお招きし、排泄ケアの基礎知識から、排泄自立に向けたケアの方法まで幅広い内容のセミナーを行って頂きました。

ケアの現場ではいかにしておむつ着用の方の失禁(漏れ)を防ぐケアができるかという事が焦点となります。これはご利用者さまがより快適な生活を送っていただくという視点からとても重要になります。今回のセミナーではその原因とケアによる解決方法についての解説がありました。その1つにご本人のトイレのタイミングとトイレにお連れするタイミングが合わないという事があります。施設で一律定時にトイレに誘導するのではなく、個々の排泄パターンを把握することがまず大切です。そこで「排尿チャート」や「トイレットトレーニング経過記録表」など、記録表の情報からアセスメントする方法が紹介されました。

日頃から個々の排泄パターンにもとづく個別排泄ケアに取り組んでいますが、このような帳票を有効に活用することで、より一層充実したケアができるものと思います。平成25年度事業計画では、私たちの取り組むケアをマニュアルとしてまとめ、ケアの標準化と新人教育への活用を上げています。今回の内容はとても参考となるものでした。

また新製品として、おむつ交換時の洗浄を不要とする清拭用拭き取りクリームが紹介されました。これはクリームに含まれるオイル成分で汗、尿、便の残りなどの汚れを浮き上がらさせる他、デリケートな皮膚を保湿・保護する役割があり、汚れを落とすだけでなくスキントラブルを予防することができる画期的なものです。早速試供品をいただき今後の導入を検討することになりました。

 
TENA 太田真理子氏による排泄ケアセミナー
     

施設内勉強会―平成25年2月20日

ノロウイルス感染症について 新宮保険所 小川雅弘氏

今年の冬はこの地域においても学校や福祉施設、病院などにおいてノロウイルス感染症が非常に流行しました。黒潮園においても集団感染を予防することができず、ご利用者様やご家族にご心配をおかけしました。これまでも様々な感染症対策に取り組んで来ましたが、を感染予防の知識や嘔吐物の処理方法などまだまだ課題があることを再認識しました。そこで今回、ご指導を頂いた新宮保険所に講師を依頼し研修会を行いました。

 
新宮保険所 小川雅弘氏によるノロウイルス対策講座

ノロウイルスはとても感染力が強く、ウイルスが10個あれば感染するとも言われています。感染経路は経口感染・接触感染が主であり、嘔吐物、下痢便の適切な処理と消毒が感染拡大を予防するうえで最も重要となります。講義の中でノロウイルス感染者が嘔吐した場合、どの範囲まで消毒をすべきなのかという点について、墨汁を使って嘔吐物を床に吐いた状態を再現した写真で解説がありました。
嘔吐物が想像以上に広範囲に飛び散るということに驚くとともに、消毒範囲も考え直す必要があると思いました。

 
ノロウイルス感染症の特徴   感染経路について
嘔吐時を想定した汚染範囲の実演資料。 想像以上に広範囲に飛び散っています

今回の事例を通じて今後新たに対策マニュアルや職員研修のあり方を全面的に見直すことにしています。最後に知識が曖昧な点や日頃の疑問点など事前にノロウイルス感染に関する職員からの質問を提出していたものに対して、丁寧に解説をしていただきました。
ノロウイルス感染者の隔離の方法や日常生活に戻って頂く基準、ケアスタッフの制服の扱い方、ノロウイルスが飛沫した場合どのくらいの期間感染力を有するのか、また消毒液の空気中への噴霧が効果あるかなど、その内容は今後の感染症対策を考えるうえでとても参考になるものでした。

ご利用者さまが安心して暮らしていただける施設として、感染症予防策の徹底はとても大切です。ケアに携わる職員一人ひとりの十分な知識と技術が不可欠であり、今回の研修を今後のケアや感染症教育に活かしていきたいと思います。

     

施設内講習会―平成25年2月13日

救命救急〜心肺蘇生とAEDの使用方法〜 セイコーメディカル株式会社 堺

約1年前から黒潮園玄関横にAEDを設置しています。まだ一度も使用に至ったケースはありませんが、いざという時に職員は誰でも適切に使用できなければいけません。前回の『誤嚥窒息時の急変対応』の研修に引き続き、今回は『心肺蘇生とAEDの使用方法』を中心とした救急救命について研修会を開催しました。

今回の研修では、セイコーメディカル株式会社の堺氏の協力により、練習用のAEDデモ機と人体模型を用いた実技を中心とした内容で行われました。病院のベッド上でAEDを使用し、ベッド柵に手を置いていた看護師が感電死した事例があるということで、使用にあたっては十分な知識も要します。参加した職員からはペースメーカがあっても実施してもいいのか、子供への使用の際の注意点、雨など地面が濡れた場所での使用方法など積極的な質問が出され、とても充実した勉強会となりました。

救急救命の知識は専門職として不可欠と言えますが、日常生活の場面でも役立ちとても重要であると思います。今後も年間研修計画として、年に一度はこのような機会を設けていきたいと思います。

 
講師のセイコーメディカル株式会社 堺氏
 
いざと言うときに慌てない為には定期的、反復的な講習が必要です
     

施設内勉強会―平成25年2月7日、3月6日

リスクマネジメント 『誤嚥窒息時の急変対応』  岡理事長

高齢者は加齢とともに嚥下能力の低下による誤嚥・窒息のリスクが高くなってきます。そこで私たちは月2回、嚥下リハビリを専門とする言語聴覚士による指導を受け、摂食・嚥下の能力維持に向けたケアに取り組んでいます。また日々の豊かな生活に向けた支援として、回転寿司など外出支援にも取り組み、できるだけ食事形態を落とさず常食を食べて頂けることにこだわっています。そこで今回、年間研修計画にあるリスクマネジメント研修会として「誤嚥窒息時の急変対応」をテーマに勉強会を行いました。

実は誤嚥窒息時のいざという時の対応として背中を叩く方法では効果的ではないと言われています。
ハムリック法といった専門の手技が重要となります。倉本介護副主任からホームヘルパーとして在宅ケアに従事していた頃、実際にこのハムリック法で窒息したご利用者さまを救命した話も聞くことができました。今回の研修では、介護現場で実際に窒息事故が発生した際にどのような対応をすべきか、独自で導入している手動式吸引器の使用方法を含め実技練習も行いました。

本日は誤嚥窒息時の急変対応について学びます
 
前職のホームヘルパー時代にハムリック法での救命を実体験した倉本副主任
 
ハムリック法の手法を学びました
 
手動式吸引器で実際に食材を吸引してみました

このような研修を定期的に行うことは、事故防止という視点だけではなく、職員の資質向上と質の高いケアの提供につながる大切なことと思います。いざと言う時に迅速かつ適切な対応ができるよう、今日の勉強会の内容を十分に習得していきたいと思います。


施設内勉強会―平成24年11月19日

・「シーティング」のデモストレーション    アイ・ソネックス株式会社  西貴央氏
・福祉用具の紹介                株式会社ガット・リハビリィ 疋田英之氏


黒潮園では年間施設内研修計画のなかで、車いすやオムツメーカーなど企業の方による最新の知見の紹介やデモストレーションを行うセミナーも企画しています。今回はアイ・ソネックス株式会社の西貴央氏と、株式会社ガット・リハビリィの疋田英之氏をお招きし勉強会が開催されました。

昨年度の勉強会でアイ・ソネックス株式会社西氏からは『シーティング』について、車椅子座位でよく見られるずれや傾きなどの不良姿勢に対して、その人に応じた姿勢保持に有効な座クッションや背マットの使い方を紹介して頂きました。今回はその復習の他、移乗介助に役立つリフトの実演、ベッド臥位における褥瘡防止のためのポジショニングのテクニックについて実技を交えた解説をして頂きました。

今回紹介された「スカイリフト」という商品は発売から17年になるロングセラーの簡易リフトです。これは私たちには初めて使用する機会となりました。本体のパッドで両膝が固定され、吊り具を腰に当てるだけで立ち上がることを介助するもので、実際に体験すると自然に立ち上がりが誘導され立位になる(ならされる?)不思議な感覚です。また吊り具で臀部を覆わないため、立位保持・移乗動作が難しい方であってもトイレへ移乗しズボンを下げるなどの排泄介助がスムーズに行えることも特徴といえます。実際に開発された17年前から使用している患者さまが、今でもこのリフトを使用することで離床する生活が継続でき大変喜ばれている事例のお話を耳にし、このような福祉機器を活用することの可能性を考えさせられました。

今回、最も勉強になったことは、寝たきりの方の褥創予防のための徐圧に使用する楔型のクッションの使用方法です。私たちはこれまでしっかりと側臥位となるようにクッションを入れていました。しかし、今回のセミナーでは少し背中が浮く程度に使用するという正しい使用方法が紹介され、これで十分に徐圧される上、何より心地よい寝心地である事が実技を通じて体感することができました。これはこれまで行ってきたポジショニングのテクニックを根底から見直すものとなりました。西氏は知識も豊富でその技術も高く、理学療法士である理事長も大変感心されていました。今後は一緒に実際に現場で困っている事例のポジショニングについてアセスメントを行い商品の導入を進めて行く予定となっています。

 
これが「スカイリフト」 実際にためしてみました
 
勝手に立ち上がっちゃう? なんとも不思議な感覚です
 
アイ・ソネックス 西氏によるベッドでのポジショニングの実技指導
 

株式会社ガット・リハビリィ疋田氏による、歩行器やシルバーカーといった歩行補助具のデモストレーションには最新の機器15台がそろえられ、福祉機器展のように実際に使用し試すことが出来、とても勉強になりました。どうしても歩行が難しくなってくると車いすを使用する頻度が多くなりますが、補助具として歩行器の活用は自立支援において重要となると思いました。

今回は介護現場で活用できるたくさんの情報を提供いただき、とても有益な勉強会となりました。

 
ガット・リハビリィ 疋田氏に歩行補助具を紹介して頂きました
 
シルバーカーや歩行器といった様々な補助具を試している職員の様子です
     

施設内勉強会―平成24年11月6日・13日

1.上半期事業概要報告 岡理事長
2.出張報告会
   (1)
リスクマネジメントの基礎と業務改善 倉本介護副主任
   (2) 中堅職員研修T 畑中介護職員
   (3) 中堅職員研修U 深瀬・浦中・濱田介護職員
   (4) 介護職員初級研修 上浦・木野口介護職員


1.上半期事業概要報告 岡理事長

今年度は4月に介護報酬改定がありました。特に施設にとっては大幅な減収となる厳しい内容とされています。今回、理事長からは理事会で報告された「上半期事業概要報告」のプレゼンテーションに基づき、上半期事業実績に及ぼす介護報酬改定の影響について分かりやすく解説がありました。

特養では平成24年度上半期の実績を、改定前の単価で換算すると△470万となり約2%のマイナス改定に相当するということです。一方でデイサービスではご家族のニーズにお応えできるようサービス提供時間区分を7−9時間に取り組む他、夜7時までの延長利用や、朝食・夕食の提供など新たなサービスに取り組み、実績は大幅に伸び昨年度と比較し692万の増収となりました。またご利用者の増加に伴い定員を30名から40名に変更をしました。

このように法人全体として事業を創意工夫し取り組んだ結果、全体としては昨年同期よりわずかに事業実績が上回り、報酬改定の影響をおさえる事が出来たということです。

他、新しい施設である地域密着型特養の計画についても説明がありました。施設名が「クレール高森」(仮称)とあり、スケッチ図からもお洒落なイメージで、既存の特養とは異なった視点からケアの内容や空間設計に取り組んでいるということです。これから職員も企画に参加していくという事でとても楽しみです。

 
介護報酬改定について解説する岡理事長   いよいよ新規事業も動き出しました
 
新規施設 『クレール高森(仮称)』のイメージスケッチ


2.出張報告会
   (1)
リスクマネジメントの基礎と業務改善 倉本介護副主任
   (2) 中堅職員研修T 畑中介護職員
   (3) 中堅職員研修U 深瀬・浦中・濱田介護職員
   (4) 介護職員初級研修 上浦・木野口介護職員


黒潮園ではキャリアアップ支援ということで、業務経験年数に応じて研修会への出張支援に取り組んでいます。今回は業務経験2年以上で主任等の役職にない者を受講対象とする『中堅職員研修』(県社協主催)に4名、受講対象を新人職員とする『介護職員初級研修』に2名が参加しました。また新たに介護副主任に就いた倉本介護副主任は『リスクマネジメント研修』に参加しています。それぞれの研修会の伝達勉強会が行われました。

中堅職員となると自ら問題を発見し、それを的確にまた迅速に解決することが求められ、そのための考え方やプロセスなどを身につけることが必要となります。研修では「職場の問題解決」「創意工夫と企画提案」といったテーマでPDCAサイクルや特定要因図を用いたグループワークが行われたということです日常業務の中ではなかなか身につけることが難しい手法ですが、このような考え方を実践することは、施設をより良くしていく為にも大切なことと思いました。又、この研修参加を通じて多施設の方との交流の場ともなりとても勉強になったということです。

 
リスクマネジメントの基礎と業務改善について、パワーポイントを用いて説明する倉本介護副主任
 
SDCAサイクルとPDCAサイクルについて説明する畑中介護職員
 
        「食事を安全かつ時間内に食べて頂くために」という課題に対して、
        特定要因図・問題解決シートを用いた解決法を解説する 濱田・深瀬介護職員
 
   初級研修で特に興味をもった「口腔ケア」について○×クイズで解説する上浦介護職員
   はたして正解は、○か×か?

          「歯周病の人は心臓発作を起こしやすい?」・・・ ○

          「むし歯は人にうつる?」・・・ ○

          「噛むことや飲むことが困難な人にはキザミ食がよい」・・・×

                    
     

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